・キャッシュレス決済の種類が多すぎてどれがいいのかわからない。
・今のまま現金払いでも困らないけどデメリットはあるのかな？
そんな悩みを解決します。
この記事でわかること
- キャッシュレス決済の種類
- キャッシュレス決済のメリット・デメリット
- 現金払いのメリット・デメリット
この記事の信頼度
ほぼキャッシュレス決済で生活をしています。クレジットカード・電子マネー・デビットカード・QRコード決済・現金払いを使いわけています。
キャッシュレス決済は、主に4種類にわかれます。
| 4大キャッシュレス決済 | メリット | デメリット |
| クレジットカード | 高いセキュリティ | 金銭感覚がマヒする |
| デビットカード | 使い過ぎない | ポイント還元率が低め |
| 電子マネー | スピーディーな支払い | 使える場所が限定的 |
| コード決済 | お得なキャンペーンが多い | スマホの画面操作が手間 |
「便利でお得なキャッシュレス決済は？」なんて迷っていると使うきっかけのないまま現金払いです。
今まで通り現金払いでも不便はありませんが、知らぬ間に現金払いのデメリットを受けています。
キャッシュレス決済と上手に付き合えば、スーパーやコンビニで買い物をしたり、電車やバスに乗る時など、毎日の生活で多くのメリットが受け取れます。
キャッシュレス決済が選べない人のために、4大キャッシュレス決済のメリット・デメリットを解説していきます。
自分に合ったキャッシュレス決済を選んで、是非一度体験してみてください。
小さな我慢で大きな節約効果が期待できます。
気づけば自然とお金が貯まる小金持ち体質に変われるはずです。
最後までお付き合いくださいね。
現金のメリット・デメリット
現金の歴史は長く、まだまだ人気の支払い方法です。
現金のメリット
日本国内で現金を使えない場所は存在しません。
現金払いオンリーというお店もあるくらいです。
お金が増えた減ったがわかりやすい現金は、お金のありがたみを実感しやすい特徴があります。
キャッシュレスにはない、現金ならではの味わいです。
現金のデメリット
現金払いは、お得感のない決済方法といえます。
キャッシュレス決済で貯まるはずのポイントが貯まりません。
現金払いを続けるほどお得感に大きな差が出ます。
現金払いは損と言えるでしょう。
それだけでなく、扱いに手間と時間がかかるのも現金払いです。
お札や小銭でパンパンに膨らんだお財布は、バックやポケットへの収まりが悪く、持ち運ぶのに不便。
会計時にお財布から小銭を出すのにも時間がかかります。自分の時間だけではなく、他人の時間も奪ってしまう誰の得にもならない行為です。
ネットショッピングでも支払いを現金にした場合、代引きで手数料がかかったり、振込みでATMまで足を運んだりと、お金と時間に無駄なコストが発生してしまいます。
現金管理のコストも忘れてはいけません。
現金を落としたり、盗まれたりしたら回収は絶望的です。お財布の中身は、そっくりそのまま抜き取られるでしょう。
クレジットカードなら紛失や盗難にあった場合でも、カード会社に連絡すれば利用を停止することができて、被害を最小限に抑えることができます。
何の補償もない現金は、持ち歩くのに向いていません。
クレジットカードのメリット・デメリット
長い歴史を持つクレジットカードは、セキュリティー性が高くキャッシュレス決済の中でも1番安全に利用できる決済方法です。
補償も充実していて、万が一、不正利用の被害にあっても安心です。
クレジットカードのメリット
クレジットカードは、日常的に使うのが断然お得。
他のキャッシュレス決済と比べ使える場所が多いため、ポイントやマイル獲得のチャンスが多い決済方法だからです。
手持ちの現金がなくても欲しいタイミングで買い物をすることができます。
クレジットカードは「後払い方式」で買い時のチャンスを逃しません。
支払い回数をその時のお財布事情に合わせて調整できるのが、クレジットカードの良い点です。
支払い方法は一回払いだけでなく、二回払いや分割払いなどから選べます。
一回払いを後から分割払いやリボ払いに変更したり、分割払いやリボ払いを繰り上げて返済することもできます。
クレジットカードは、カードごとに様々な特典があり幅広いシーンでお得です。
旅行保険やショッピング保険が付いていたり、飲食店やテーマパークなどの割引が受けられます。
ゴールドやプラチナなど、ランクが高くなるほど特典やサービス内容も充実してきます。
ランクが高いステイタスのあるカードは、審査が厳しく年会費の負担が大きい分、持っているだけで社会的信用度の証明にもなります。
クレジットカードの利用実績で判定される信用（クレジットヒストリー）を高めておくと、ランクの高いカードを申し込む時に有利です。
クレジットカードのデメリット
クレジットカードを使って次から次へ買い物をしていると、知らないうちに利用金額が膨れ上がってしまうことがあります。
後払い方式のクレジットカードは、お金を使っている銭感が薄い決済方法です。
クレジットカードは支払いを先延ばしにしているだけで、お金が湧いて出てくる魔法のカードではありません。
利用金額を把握していないと返済日に残高不足で口座から引き落とされなかったり、返済のためにキャッシングを繰り返したりと悪循環に陥ります。
支払いの遅延や自己破産は、自身のクレジットヒストリーに傷をつけてしまい信用度を落とす原因です。
当然、支払いを先延ばしにするには、それ相当の条件があります。
分割払いやリボ払いには、高い手数料が発生することです。
安く買ったつもりが手数料と合わせたら割高だったなんてことも、トータルで返済額がいくらになるのか計画性が必要です。
クレジットカードで現金を借りるキャッシングにも高い手数料が発生しますので、借りたお金よりも多くのお金を返すことになります。
ショッピングの返済をしながらキャッシングの利用は、使い過ぎの原因にもなってきます。
できることなら、キャッシングは利用しないに限ります。
デビットカードのメリット・デメリット
デビットカードは、クレジットカードと同じような感覚で使えます。
JCBやVISAなどの国際ブランドに対応するお店なら基本的に利用可能です。
後払いのクレジットカードと違って、支払いと同時に銀行口座から引き落とされるので、現金のように管理したい人向けの決済方法といえます。
キャッシュカードと一体型のデビットカードはATM手数料が無料になるなど、お得な特典付きのものがあります。
デビットカードのメリット
銀行口座にある残高を超えて支払うことができないため、ついつい使い過ぎてしまう心配がありません。
デビットカードは、買い物と同時に銀行口座から引き落としされる「即時決済方式」だからです。
1回・1日・1ヶ月あたりの利用限度額を設定することも可能、支出を細かくコントロールできるのがデビットカードの特徴です。
紛失や盗難にあっても被害を最小限にできる安心感があります。
不正利用された場合でも手続きをすることで補償を受けることもできます。
デビットカードの種類によって補償限度額や対応期間が違うため、選ぶ時に比較して選ぶことをおすすめします。
デビットカードの利用金額に応じてポイントが貯まったり、キャッシュバックをもらえたりとお得です。
デビットカードのデメリット
デビットカードには、クレジットカードと比べた時に気をつけておきたいことがあります。
デビットカードは、クレジットカードのように分割払いやリボ払いは選べません。キャッシング機能も付いていません。
即時決済という仕組上、ガソリンスタンドや高速道路料金・航空機の機内販売などの支払いに利用できない場所もあります。
他にも、クレジットカードより不正利用に対する補償額の上限が低かったり、利用時に貯まるポイント還元率が低かったりもします。
デビットカードとクレジットカードの大きな違いは、「クレジットカードの利用実績で判定される信用の蓄積」がデビットカードにはありません。
この信用をクレジットヒストリーといいます。
クレジットヒストリーが良いとクレジットカードの利用限度額が増えたり、ランクの高いクレジットカードを申込む時に有利に働きます。
クレジットヒストリーの蓄積が目的の場合、デビットカードはおすすめできません。
電子マネーのメリット・デメリット
電子マネーには、主にカード型とスマホ型の2種類があります。
どちらも専用端末にかざして支払うスピーディーな決済方法です。
スマホ型はFeliCa（フェリカ）搭載の機種に限定され、スマホの機種によっては使えないものもあります。
電子マネーのメリット
電子マネーは、現金やクレジットカードから先にチャージ（入金）して使う「前払い方式」です。
「前払い方式」の良い点は、支出をコントロールしながら使うことができます。
オートチャージのできる電子マネーは、残高が一定額を下回るとクレジットカードや銀行口座から自動でチャージされるため、事前チャージの手間が省けてより快適性が高まります。
万が一、紛失や盗難にあってもオートチャージの利用停止することで、不正チャージを防ぐことができます。
電子マネーによっては利用停止時点での残高を補償するため、現金よりも回収できる確率が高いといえます。
電子マネーは電子マネー加盟店での利用金額に応じてポイントが貯まり、電子マネーへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードを使えば、利用とチャージでポイントの2重取りが可能です。
2重取りで貯まったポイントは電子マネーにチャージして、次の支払いに使えるという嬉しい好循環。
電子マネーの中でも電車やバスといった公共機関の利用でポイントが貯まる電子マネーは、お得さと便利さを両立しています。
コンビニでの買い物から移動まで、日常生活の中でマルチに使えるが強みです。
電子マネーのデメリット
電子マネーの発行会社と強いつながりのある場所では、ポイント還元率が高い一方で、それ以外の場所では利用や機能が制限されてしまいます。
電子マネーにチャージ（入金）できる金額は最大で2〜5万円程度なため、一度に高額な買い物をするには不向きです。
すぐに残高がなくなってしまいます。
残高不足を解消してくれるオートチャージ機能は便利な反面、オートチャージ機能の使い方を間違えると危険です。
後払いのクレジットカードと紐付けると、お金を使っている感覚が薄くなり無駄遣いが増える傾向に。自分の意志と関係なくジャンジャン使ってしまいます。
オートチャージが不正利用された場合、利用停止が完了するまでは補償されないことがほとんどです。
残高も同じように補償されないので、盗難や紛失した場合は速やかに発行会社に連絡しましょう。
コード決済のメリット・デメリット
QRコードやバーコードを使ったキャッシュレス決済は、全部まとめてコード決済と呼ばれています。
専用のアプリをダウンロードすれば、スマホの機種に関係なく利用できます。
スマホの画面に表示されたコードをお店側に読み取ってもらったり、お店側に設置されたコードを読み取ることで支払いをする決済方法です。
スピーディーな支払いはもちろん、ユーザー同士で「割り勘」や「送金」などの機能を搭載したアプリが便利です。
コード決済のメリット
毎月のように還元率の高いキャンペーンが実施されているため、お得になるチャンスが多いのがコード決済です。
キャンペーンごとお得なコード決済に乗り換えれば、クーポンやポイントをより多く獲得することができます。
コード決済の歴史はまだ浅く、サービス開始当初は不正利用の被害がありましたが、今は改善され心配はありません。
コード決済の支払い方法は主に3つ。
「チャージ（入金）した残高で支払う方法」「クレジットカードと紐付ける方法」「デビットカードと紐付ける方法」から選べます。
「先払い方式」は、銀行口座やクレジットカード・ATMなどから専用アプリへ事前にチャージした残高で支払います。電子マネーと同じ仕組みです。
一度に利用できる限度額が50万円や100万円など、電子マネーより高く設定されているものもあり高額な支払いにも向いています。
クレジットカードと紐付けて使う「後払い方式」は、アプリを経由しているだけでそれ自体はクレジットカードでの支払いと同じことです。
クレジットカードでなんとなく抵抗のある少額な支払いも、コード決済なら気兼ねなく支払えます。
デビットカードと紐付けて使う「即時決済方式」は、「限度額＝口座残高」になるため現金感覚で使うことができます。
お金を管理しやすいのがうれし点です。
万が一、スマートフォンを失くしても最近のスマートフォンには顔認証や指紋認証の機能が付いているため、本人でなければ利用できないことがほとんどです。
第三者が悪用することは難しいと考えていいでしょう。
コード決済のデメリット
頻繁に開催されるお得なキャンペーン内容のチェックがめんどうです。
お得な機会を逃さないためにも、こまめにキャンペーン内容をチェックする必要があります。
コード決済は、スマホの充電が切れていると支払いができません。別の決済方法を用意しておくと安心です。
万が一、不正利用された場合、サービス提供会社ごと補償内容に違いがあります。
サービス開始当初の曖昧なものから、現在では利用規約に全額補償など明記されるようになりました。だいぶ整ってきたように感じます。
お金に関わることなので、利用開始時には補償内容の確認を忘れずにしておきましょう。
使い始めは画面操作に手間取ったりするので慣れが必要です。
支払い金額でキャッシュレス決済を使いわける
キャッシュレス決済を使いわける支払い金額ですが、ひとつの目安として5,000円を基準にします。
| 〜5,000円 | 電子マネー、コード決済、デビットカード |
| 5,000円〜 | クレジットカード |
かざして支払ったり、コードを読み取ったりする決済方法は、少額の支払いが多いコンビニやスーパーとの相性が抜群です。小銭いらずでスピーディーな支払いに使い勝手の良さを実感できるでしょう。
高額な支払いには後払いのクレジットカードが便利、手元に多額の現金を用意することなくポイントを大量に獲得するチャンスです。
デビットカードは引き落とし口座に入っている残高以上の支払いができません。高額な支払いをする際には十分な金額を入金しておきましょう。
賢く使うには、2種類のキャッシュレス決済を組み合わせて活用していきます。
- 利用頻度の高さ
- ポイントの貯めやすさ
- ポイントの使いやすさ
この3つを考えて自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
僕の場合、よく利用するコンビニがセブン-イレブンなので電子マネーnanaco、nanacoチャージにはセブンカード・プラス、nanacoの使えないところでは楽天ゴールドカードを使います。
現金を使うのはnanacoや楽天ゴールドカードが使えない時のみです。
セブンカード・プラスは、nanacoチャージでも200円につき1ポイント貯まるお得なクレジットカードです。
楽天ゴールドカードは楽天市場でポイント5倍以上、通常ポイント還元率1％とお得なクレジットカードです。
「使いやすさ」「貯めやすさ」は特に重要です。
まとめ
| クレジットカード | セキュリティの高さ |
| デビットカード | 現金感覚で使いたい |
| 電子マネー | スピーディーな支払い |
| コード決済 | お得なキャンペーンが多い |
キャッシュレス決済のメリット・デメリットを紹介してきました。
キャッシュレス決済に共通して言えることは3つあります。
- 使えば使うだけお得
- 小銭いらず
- 補償がある
小銭がいらないキャッシュレス決済の快適さは、現金払いで絶対に味わうことができません。
現金払いを卒業した理由は、この快適さにあります。
ポイントは「おまけ」みたいなもので、気がつくと貯まっているといった感じ。
現金払いでは、いつまで経ってもポイントが貯まりません。使えば使うだけお得なキャッシュレス決済を積極的に利用すべきです。
紛失や盗難にあった場合でも、補償があるキャッシュレス決済は現金を持ち歩くよりも安心。お財布を失くして困っていたおばあちゃんに遭遇して改めて感じました。
予期せぬ出来事をなくすためにもキャッシュレス決済は有効です。
現場から、ともぞうがお届けしました〜
おしまい
